スパイラル療法
スパイラル療法は、痛みの軽減・消失が目的であり、それに関わる生体の機能回復させる為必要なスパイラルテーピング及び通電療法による鎮静作用を使用して、筋肉の正常な筋緊張をもたらし、バランスを取る事の出来る療法です。
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日本におけるテーピング療法
スポーツテーピング
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キネシオテーピング
- 一部治療家
- スポーツトレーナー
- 一般人
スパイラルテーピング
- 医師
- 柔道整復師
- 理学療法士(日本・ブラジル)
- 漢方医(韓国)
- NATAトレーナー※
※NationalAthleticTrainers'Association
テープの種類
スパイラルテーピングの目的と方法
A. ロールテープ法
テープは抹消から中枢に向けて貼付するのであるが、以下の2つの検査によってテープ巻行の方向を決定する。
(1) 疼痛発生機転の抑制方向を検査する。
(2) STテスト陽性方向を検査する。
疼痛発生機転の抑制方向と、STテスト陽性方向はほとんど同じ方向を示す。
B. クロステープ法 ・・・ 良肢位にて貼付する
クロススパイラルテープ
スパイラルテープをクロスに重ねて作っているため筋繊維に対し縦横の方向性が必要。
罹患部にSTテストを行い、まず(イ)陰性方向に(末梢部から中枢に向かって斜めに)テーピングを行い、次に(ロ)陽性方向にテーピングを行う。
C. エクセルテープ法 ・・・ 痛みの出てくる肢位にて貼付する
エクセルスパイラルテープ
打ち抜きタイプだから筋繊維に対し、縦横の方向を気にすることなく使用できる。 ※特に一般の方は方向に迷わないエクセルテープが便利です。テープ貼付の際の注意事項
- (1) テープは決して強く巻かないで、皮膚に沿う様に貼付する。(ロールテープ法)
- (2) ロールテープの幅は3〜5mm程度で太くても10mm程度までとする。
- (3) 他のスポーツテーピング(ホワイトテープなど)や、湿布などと併用しないこと。
- (4) 強いマッサージを導入しないこと。
その他にムカデテープ・スダレテープ・神経型テープなど、テープには多くのバリエーションがあるが、講習会では主にA・B・Cのテープ法を中心に行なう。
【解説動画】スパイラルテープの使用法
- TIME:0:10:39
- Update:2009.10.16
- |動画を見る|
STテスト ( Oリングテスト )
左方系
前腕部に左上がりにテープを貼付して、患者の手を使ってSTテストを行い、陽性の場合を左方系とする。
右方系
前腕部に右上がりにテープを貼付して、患者の手を使ってSTテストを行い、陽性の場合を右方系とする。
術者2人によるSTテスト
STテストの結果:患部(検査部位)に対するSTテストの陽性部分が、テープの処置部位である。陽池(*)に対するSTテストの陽性は、全体の処置の良い結果であったことを意味します。
* 陽池 ・・・ 手関節背側横紋中央